ふるさと近江 しがの野菜

近江は夏秋野菜と秋冬野菜の合流点。
各地の野菜品種の変遷にも、重要な役割を果たしています。
私たちはふるさとである滋賀の伝統野菜を紹介、販売しています。

近江万木かぶ

万木カブの産地において、根こぶ病の被害が年々増加し栽培上の問題となっていたため、滋賀県農業試験場では昭和56年秋に同湖西分場で選抜した万木カブの優良母本58個体を国の野菜・茶業試験場で鉢上げし、57年4~5月に病気に抵抗...続きを読む>>

ゆるぎかぶ(万木かぶ、萬木かぶ)

古くから蛭口カブラが西庄で栽培されていて、その後近江カブラか聖護院カブラのどちらかが導入され、それらの自然交雑によってできたものと考えられる。 明治の初年万木の人、水口藤助氏が特に改良に意を用いて系統の選抜と採種に努めら...続きを読む>>

矢島かぶ

永禄年間、織田信長が江州に兵を進めた際、現在の滋賀県守山市矢島町において寺院を焼き、境内で僧侶を殺した。 後日その地にカブを蒔いたところ濃紫色の色彩のよいものができたといわれている。 このカブの種子の出所も不明であるが、...続きを読む>>

北之庄菜(北之庄かぶ)

豊臣秀次ゆかりの滋賀県近江八幡市の八幡山附近で古くから栽培されていた色カブの選抜種。 日野菜かぶの変異種であると思われる。    草姿は立性で径約3~4cmで長さ12cmで中長型円筒形。 抽根部があざやかな紫紅色、茎はや...続きを読む>>

日野菜かぶ

原産地は滋賀県蒲生郡日野町といわれ、蒲生郡と、隣接の甲賀郡で多く作られていたが、現在では県外の生産量も多い。   『日野町誌』によれば「日野菜は原と蒲生家の音羽城の附近、爺父渓(やぶそ)と称する地点の野生種にして葉及び根...続きを読む>>

伊吹大根

坂田郡伊吹町大久保附近で古くより栽培されていた。 このダイコンは峠(トウゲ)ダイコン、マムシダイコン、ネズミダイコン等と呼ばれている。 『和漢三戈図会』(1713年)には「江洲ノ膽吹(イブキ)相洲ノ鎌倉共ニ鼠大根ヲ出ス形...続きを読む>>

山田ねずみ大根

近畿地方には広く白上り群という品種群が分布している。 毛茸が少なく、尻がつまって抽根し粗根が少ないなど北支系大根の特徴を強く持った品種群である。 山田大根はその白上り京大根に分類されている。    白首で根長25cm余り...続きを読む>>

滋賀交配 さざなみ甘藍

7月播種で10~11月収穫を目的として滋賀県農業試験場で育成された一代交配種である。 交配親は川崎早生とサクセッションである。    生育は極めて旺盛で、葉色は濃く、草姿はやや立性で、葉縁はやや波を打つ。 耐暑性は強く、...続きを読む>>

〈資料収集にあたって〉

  • 近畿には古くから都が長くおかれ、文化経済ともに日本の中心地として栄えた地域で、農業も都市近郊の立地下で成立したことがうかがえます
  • 湖国 滋賀はとりわけ交通の要衝としても、夏秋野菜と秋冬野菜の合流点としても、各地の野菜品種の変遷においても重要な役割を果たしたといえます
  • 滋賀県種苗生産販売協同組合は、滋賀県の風土や文化に深く根ざした滋賀の伝統野菜の種子を選抜、採種によりその純系維持に努めています
  • 滋賀県農業試験場において、食生活の変化や地域農業の特色を生かした品種が育成され、滋賀県種苗生産販売協同組合がその採種と販売元としての責任を担っております
  • 絶滅の危機にある品種を保護し、その維持をされている篤農家の方もいらっしゃいます
    また当社も県内の一部希少品種について選抜、採種に努めております
  • 滋賀の特産・伝統野菜の品種を掲載いたしましたが、その来歴等の資料・文献が見当たらないものも多く、不完全ではありますが入手可能な品種を中心に作成いたしました

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    お見舞い申し上げます。

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