黒腐病に強い。高冷地の“やわらかキャベツ”
【特性】
●高冷地、冷涼地の初夏まき、夏秋どり、平暖地の夏まき、秋どりに適した寒玉と春系の中間種。
●菱黄病抵抗性で、黒腐病、球底部のすす症にも強い。
●株張りは中位、草姿はやや開張性で密植適性が高い。
●球は明るい緑色の円で1.4~1.5kg程度に肥大する。裂球は特に遅いので、在圃性があり、収穫期の幅が広い。
●葉質は寒玉よりやや柔らかく、食味がよい。
【栽培の要点・注意】
●低温期の結球性、耐寒性は寒玉より劣るので、定植の遅れに注意する。
●育苗中の根細症、本園での菌核病、株腐病の予防に努める。
●元肥が多いと草勢が強まり、しまりが劣るので、初期生育を抑え気味に作る。また追肥の時期が遅く、長効きすると製球が早まる。