肥大性と食味の良さを併せ持つ優良品種【はじめに】
高田種苗が満を持して発表した中晩生タマネギ品種『泉州の力(TF81)』、
肥大性と玉揃いの良さを併せ持ち、各地で高評価を頂いています。
2017年、18年の愛知県野菜優良品種選定拠点調査圃事業審査会タマネギの部で、
2年連続1位を獲得した優良品種です。
【品種特性】
●大阪府で5月下旬に倒伏する良食味の中晩生品種。
●甲高型で、普通栽培では球重350g前後でよく揃います。
●肥大性が優れ、特に加工用に適します。
●大玉栽培(マルチ栽培)の場合は容易に500g以上になります。
●主要病害に対し強く、分球・抽苔の発生も少なく作りやすいです。
【栽培のポイント】
《適作型》
●極端な早播きは避けて下さい。分球、抽苔の原因となります。
大阪府では、播種期9月20日~9月25日、定植期11月中旬~12月上旬、収穫期5月下旬~6月上旬。
北関東では、播種期9月中旬、定植期11月上旬~中旬、収穫期6月上旬~中旬。
《施肥設計》
●マルチ栽培では、長期肥効型の肥料を用い、元肥主体の施肥を行って下さい。
施肥設計の一例(10aあたり)* (成分量:kg)
|
N |
P |
K |
元肥 |
7
|
7 |
7 |
一回目追肥 |
6 |
10 |
9 |
二回目追肥 |
7 |
11 |
10 |
合計 |
20 |
28 |
26 |
*マルチ無し栽培の場合