省力で多収、高品質で秀品率が抜群に高い・褐斑病にも強い
弱光線・低温に適応できる1号、強光線・高気温に適応性高い2号
【特性1】
●1号は2号よりも耐寒性がやや強い。
●2号は1号よりも耐暑性があり草勢がやや強い。
●濃緑で光沢があり、おいしく市場性抜群。
●果長の変化、尻細り、尻太り極めて少なく、揃いの良い果実が獲れ、秀品率抜群。
●枝が間伸びする事がないため摘芯の労力を大幅に軽減。
●どんどん追い込むタイプなので肥培管理が楽。
●特に褐斑病に強い。
【特性2】
●1号・2号とも節成り性が強く、収量構成は、高いレベルで安定・維持し、無理な負担がかかりにくいので秀品率も良い。
【栽培のポイント】
●[育苗]
・鉢育苗では、床土はリンサンを含む腐植の多い良質床土を準備する。定植時に鉢土にくずれのない程度に育苗日数をとる。
・最適台木は、OS交配ゆうゆう一輝(黒タイプ)が良く、高い生産力を発揮させる。
●[植え付け本数]
・節成り性が高い品種であるがあまり密植しないことがコツ。
・節成り性が高い品種であるがあまり密植しないことがコツである。3.3㎡当たり半促成5株、雨除けやハウス抑制で4,5株である。
・[施肥]
・元肥は、量や質は一般に準じてよい。
バランスの良い肥効がその後の草勢や品質、収量に影響するので必ず施用前に土壌検定による施肥設計をすると良い。
・追肥は、通常早目がよい。生育振りにもよるが、収穫しようとする果の開花から4~5日後や抑制では主枝の摘芯時が追肥始めの目安となる。
10a当たりNで1kg位を5~7日おきに施用すると良い。
●[灌水]
・定植2~3日間前にはたっぷり灌水しておき定植時に土中水分の過不足のないように準備する。
定植後、乾きやすい抑制では根量が増え、日々成長が活発になってくるまでは多めに灌水をする。
各作型とも旺盛に生育できるよう、活着後も水をあまり切らずに順調に側枝が発生、生育するように晴天の日中地表面が乾かないように灌水する。
●[摘果]
・順調であっても下節位最低7節まで摘果する。
●[摘葉]
・収穫最盛期を過ぎる頃から古い日陰葉や込みすぎた部位を一回当たり1~2枚を限度として除くと良いが常に全体に亘り収穫果が見え隠れする程度に整える。