早生であること「風」の如く。
栽培の安定性「林」の如く。
食して感動「火」の如く。
収量高きこと「山」の如し。
低温低日照でも、高温乾燥でも、常に安定した着果性能。
裂果・落果・軟化・スジ果がほとんどなく、食味に優れ、黄化葉巻病に強い。
収量性と食味品質が高次元で融合!
【特徴】
●初期草勢は中程度だが、中盤以降にスタミナのある草勢。芯どまりや異常茎(めがね)の発生が極めて少ない。
●葉質が硬めで葉先枯れの発生が少ない。
●花数は多めで平均5~6花で低日照期でも着果数が確保しやすい。
●早晩性は極早生~早生。収穫段数の回転が速いので短期作でも高い収量が期待できる。
●糖度と酸度のバランスの取れた優れた食味。
●果皮は濃い赤桃色で冬場でも鮮やかな着色。
●果形はやや甲高な豊円形。肉質が非常に硬く、高温期でも棚持ち優れる。
●耐裂果性は非常に高く、高温期の放射状裂果、低温期の輪状裂果ともに僅少。
●スジ果発生が極めて少なく「追い込み型」の肥培管理で安心して栽培できる。
●葉先枯れが少なく、灰色かび病のリスクが低減できる。
●節間長は長く、直立栽培は不向き(Uターン誘引には好適)。
※低い軒高ハウスでの直立栽培はお薦め出来ません。
【栽培のポイント】
●早生回転が速いため「追い込み型」の管理が適します。
『追肥は早めに・多めに』『冬場も水切りはせず、晴天日の午前中に適度な潅水』を。
●冬期に草勢弱くなると小玉傾向、角玉傾向の要因に。スジ果は出難いので草勢低下する前に追肥を。
●長期栽培において厳寒期では3果に摘果するのが良い。昼夜温度格差を付け、栄養生長と果実肥大とのバランスを維持し、草勢低下、軟弱徒長を避ける。
●節間が長く、生育・回転段数も早いので、追肥・潅水のみならず誘引・整枝も早めに行う事が重要。
●草勢強めの台木品種が望ましい。